ネットワーク関連|ちょっと得する話

<<Raid>>

<RAIDのNASが危ない理由>

本来RAIDはデータの冗長性を高めるため(RAID0を除く)のものだがRAID自体のトラブルでシステムを壊してしまうことがある。

RAID全体をコントロースしているのはRAIDコントローラー、 これはシステム管理専用の一種のコンピュータで(簡単に言うと)コンピュータ側にはRAID全体を単体のメディアのように見せている。 ※ハードウェアRAIDの場合

当然 それはCPUが搭載されているが、安価なNASのRAIDには極めて性能の低いCPUが搭載されており、また搭載されているメモリーも極めて少ない。 はっきり言えば見かけ上のコストパフォーマンスを上げるため 安いパーツを使用しているわけだ。

このようなNAS(ハードウェア)でRAID5を構成したところで本質的に問題を抱えているわけだから信頼性は極めて低くなる。 また コストを下げるためか 其のコントロール用ソフトも時間をかけてきっちりとは作り込まれてはいないようだ。

その為 正常に動作している場合は処理が間に合っているが  HDDにトラブルが発生したり 書き込みや読み出しが集中し大量のデータを処理しなければならない場合(ソフトの処理が下手なことも相まって)CPUの負荷が高くなり処理が間に合わなくなることがある。

つまり RAID自身が システム(データ)を壊してしまうことがあるのだ。

それを防ぐためにはどうすればよいかというと CPUの性能の高いもの、搭載メモリーの多いものを選ぶこと。 「具体的にどう選べばよいか?」 カタログやホームページに CPUの種類、メモリー量を明記している機種(メーカー)を選ぶこと。 注意してみると 日本で普及している(店頭に多く展示されている)メーカーはこれらを明記していない事に気がつくだろう。

比較的入手し易く、そこそこコストパフォーマンスの高いもの(現実的に使えるもの)を選ぶなら QNAP、ネットギヤ、ASUS辺か。

大事なデータを守りたければ 少々高くてもこれら以上の製品を使用することをお勧めする。

ただし 一番大事なことは どの製品を使用しようとも 定期的に確実にバックアップを取ること。


<(安物の)NAS及びRAIDの危険性>

何度も書いている話だが NAS 特に其の中でもRAIDが組まれているHDDは故障が多い。 「RAIDだから安心」と云うメーカーの宣伝文句を鵜呑みにしていると 大変な目に遭う。

先週、今週と立て続けにRAIDのNASの障害が発生している。 お客様はRAIDだからと安心してバックアップを採ることを考えてもいない。 今週 ご依頼を頂いたお客様は日々使用しなければならないデータがNAS上に存在していて 毎日の仕事に差支えが出ているとの事。

本来 RAID(5)はデータに冗長性をもたせ データの保全を図るもの。 しかし 一般に市場に出回っているRAID対応のNASは其の能力的にあまりにも問題が多い。 はっきりメーカーを書いてしまうと buffaloやIOデータの物はあまり信頼しないほうが良いだろう。

これらのメーカ製品の問題点は

  • 1.CPUが非力
  • 2.コントロールソフトが作りこまれていない(負荷がかかった時に対処できない)
  • 3.処理用のメモリーが少ない
  • 4.其のため安い

カタログには載っていないが驚くほど非力なCPUと僅かなメモリで動いている。 CPUもさることながら メモリーが少ないのも大きな問題だ。 これらの理由により 負荷がかかった時 処理しきれず 自らシステムやデータを壊してしまうのだ。

もちろん こんな値段で販売されているメーカーの努力を否定するわけでは無いが、其の信頼性は疑ってかかったほうが良い。

これらのNAS(RAID)を使っている方は 日々のこまめなバックアップ(もちろんRAIDのNASの)と 常にNASを監視すること。 エラーランプが点滅したり 少しでも今までと違った音がしたら 即座に対応すること。

”後でなんとかしよう”は重大な問題を招きます。

nas raid


<ミラーリングしないミラーリングNAS>

ある時データ復旧したミラーリング(RAID1)設定されたBuffaloのNAS。 どうやらデータ復旧が出来た。 ただこのNAS状態がおかしい。

最初に調査したHDDはどう見てもデータがない。それどころかデータが書き込まれた痕跡がない。 だめだろうとは思いながもう一台の方のディスクイメージからデータ復旧をかけるとかなりな量のデータがありそう。

最終的には250GB程度のデータが復旧できた。 復旧したデータの品質も悪くない。

ミラーリングのはずが 2台目のHDDは全く機能していなかったのだ。しかもエラー表示していなかった。ある時エラー表示だけが復活してエラーランプを点滅させたため 復旧の依頼を受けることに成ったのだ。

ミラーリング(RAID1)設定されていたBuffaloのHDD2台内臓のNASで一台が機能していなかったケースは私が出掛けた中で2台目。 今まで私自身で4000台のデータ復旧を手がけてきたが Buffaloの2台内臓のNASでしかもRAID1の物はせいぜい10台程度か。 其の中で2台目だから相当高い確率で発生している。

ミラーリングだからといって決して安心できるものではない。 特に安価なNASはCPUの能力が低く、搭載しているメモリーも少ないため 何らかの要因で負荷がかかった場合 自らシステムを破壊してしまうことがある。 しかし これほどミラーリングの信頼性が低いとは思わなかった。

共有データの一次保管にはNASは向いているが バックアップには向いていない。 安価なNASはミラーリングだからといってもそれが動作しているかどうか極めて怪しいと言える。

Nas2

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